不死鳥の涙 ーリック・シンプソン物語ー 第13章
第十三章 大麻関連出版が腰を上げる
2008年初秋、カナダの国会議員選挙が再度行われることになり、私に今一度立候補して欲しいというサポーターがいた。前回の経験からそれが単なる時間の無駄だと知ってはいたが、それで、この ...
不死鳥の涙 ーリック・シンプソン物語ー 第12章
第十二章 バナナボートから振り落とされたら
2008年の春から夏、この頃になると私に接触してくるのは、助けを求める患者だけではなくなっていた。様々なトピックのEメールや電話が引っ切り無しに来るようになった。それでも、私の ...
不死鳥の涙 ーリック・シンプソン物語ー 第11章
第十一章 巧言令色鮮矣仁
2008年夏、私はノバスコシアのダートマスで開催されたヘンプラリーでスピーチした。この様な催しは、大観衆に対して、この植物の治癒力を説明する絶好の機会だ。私は可能な限りこのような行事に顔を出 ...
不死鳥の涙 ーリック・シンプソン物語ー 第10章
第十章 ジャック・ヘラーとの邂逅
事実を公表しようと努力したクロニクルヘラルド紙の地元記者のことを、あまり責め立てる気にはなれない。判決後この薬物の持つ治癒力を体験した人達を、彼がインタビューして回ったのは事実だ。彼が ...
不死鳥の涙 ーリック・シンプソン物語ー 第9章
第九章 留置場での週末休暇
2007年夏に私は、アムハーストの若い女性にオイルを1チューブ提供した。彼女は仕事のストレスで休職しており、腰痛にも悩まされていた。オイルの効果は絶大で、彼女はすぐに仕事に復帰し、私の支持 ...
不死鳥の涙 ーリック・シンプソン物語ー 第8章
第八章 カンガルー法廷(いかさま裁判)
違憲審査訴訟が少ない財産を食い尽くしたので、弁護士を雇えなくなった私には、自分自身で弁護を行う道しか残されていなかった。2007年春から夏にかけて、裁判の書類は全て、連邦警察によ ...
不死鳥の涙 ーリック・シンプソン物語ー 第7章
第七章 王立カナダ騎馬警察の再来襲
2005年秋から2006年冬にかけて、私に助けを求めて来る人は増え続けた。2004年と2005年に新聞に出た記事が、回復に希望の持てない症状をオイル使用に賭けてみたい、と考える人達 ...
不死鳥の涙 ーリック・シンプソン物語ー 第6章
第六章 親友リック・ドゥワイヤーとの出会い
以前オイルを提供し癌の治療に成功したパット・ゴーチーという女性が連絡してきた。彼女によると、マッカンにあるこの地域の王立カナダ退役軍人協会の支部でバーテンダーをしているリック・ ...
不死鳥の涙 ーリック・シンプソン物語ー 第5章
第五章 王立カナダ騎馬警察の最初の襲撃
病院でのおかしな経験から数日後、私は母親に会いに行った。母はかなり頻繁に下腿と足に起こる湿潤性乾癬に悩んでいた。私は母に外用薬としてオイルを使ってみるように提案した。いつも通り、 ...
不死鳥の涙 ーリック・シンプソン物語ー 第4章
第四章 薬漬け道一直線
私が怪我の為に最初にかかった神経科医はヤブ医者だったとしかいいようがないのだが、それは最初の一人目に過ぎなかった。彼が見立てた私の病状が記してある診断書を受け取ったが、別人のもののようだった。 ...